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また入手しにくいモノを紹介しますが...
フレンチコミックをBDと言うそうです。

私は本当に「触ったことがある」程度の
人間なんですが、
ちょっと検索かけると深い愛好者も多いようで。
肩身も狭いのでサラッと流します。

あと、何かの研究用の検索で引っ掛かったら
ごめんなさい。
ここには有益な情報は何一つありませんので...

さて、BDのご紹介。

コミックと言っても
日本製の小さくて安価なものではなくて、
大判の絵本のような大きさ(規定なし)で
フルカラーが多いようです。
カバーはハードもソフトもあるようですね。
一冊3000円〜6000円くらいが一般なのかな...?
連載物はシャレになりません。

絵柄の方は緻密描写からデフォルメまで、
幅はありますがとにかく綺麗。
娯楽と言うよりアートなんですね、コミックは。
一応コミック雑誌のようなものがあるようなんですが
作品の製作期間とかは全く不明です。

あと、言うまでもなくほぼ全編フランス語です。

大学の卒業研究で漫画の制作をしている時に
ある先生から貸して頂いて、
おおいに参考にさせて頂きました。

メビウス[Moebius](本名ジャン・ジロー[Jean Giraud])
タイトルはちょっと度忘れしてしまったんですが...
「SILENCE, ON REVE」がそれっぽいかも。

私の場合は絵の美しさとかではなくて
画面構成(レイアウト)の変化球が欲しかったんです。
そのアシストをしてくれた作品の1つ。

黄色いバックに黒インクのみで
見開き片側1ページに窓、1ページにカラス、
台詞もコマ割りも一切なくて(ページ=コマかな)
ペラペラめくって最後にオチがあるんです。

日本の一般的な漫画論からは離れてるんでしょうが
インパクトはかなりのものです。
制作の方はもう1つの参考作品から得たコマ割りを
使いましたが、
台詞を極力与えないスタンスはこっちから採用しました。

静寂の力は大きい。


私事をつらつら並べてしまいましたが、
こういうカタチで他文化に触れるのも
いいんじゃないかと言うことで紹介しました。

とはいえ、高いんですよねえ。
本当はこういうのを集めた図書館みたいなのが
たくさんあればいいんですが...作りたいですねえ。
一部のマンガ博物館にはありそうな感じなので
調べると見つかるかもしれません。


とりあえず、通信販売で買えるとこをご紹介。

「BDショップ パピエ」 http://www.papier.jp/
メビウスをはじめ、
たくさんの作家さんの作品が手に入ります!
雑貨もあり。

ヤフオクにも出品されてます(即決価格)。

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